カプサイシントローチで嚥下障害を予防?

スポンサードリンク

カプサイシントローチで嚥下障害を予防?

年を取ると、ものを飲み下す(嚥下する)能力が落ちてきます。嚥下というのは、一種の反射運動なのだそうですが、高齢者は、この反射運動が低下するために、喉にものをつまらせるということが、よく起こってしまうとのことです。また、この嚥下能力の低下によって、食べ物が肺に入りやすくなってしまい、肺炎になるリスクが高まるとのことです。この嚥下障害を改善するのに、カプサイシンが有効なのだそうで、東北大学医学部のTakae Ebihara博士らの研究によれば、カプサイシン入りのトローチを、高齢者に投与したところ、嚥下反射が改善したのだそうです。お年寄りでも、薄味のものばかり食べたりせず、ときにはカプサイシンの入った辛いものを食べて、嚥下反射を正常にしてしておくことが大切だと言えるでしょう。

カプサイシンは、トウガラシに多く入っていますから、七味唐辛子をうどんや鍋物に入れて食べたり、キムチやトムヤムクンを食べるとよいかも知れません。カプサイシンは、喉にある嚥下神経、サプスタンスPを活性化する物質の分泌を、強力に促進させるということが考えられ、のどつまりや肺炎を予防することが期待されますので、お年寄りは、適宜、取っていくと良いでしょう。また、嚥下自体は、歯や舌、喉頭など、全体の調律を取ることも、当然、大切なので、様々な機能訓練を用いることも、大切だと言えるでしょう。

スポンサードリンク